壁とちゃっきー

3○歳、初心者クライマーのおっさんによる初心者クライマーのためのお話やらシューズレビューやら

クライミングシューズ選び 1 〜初めてのクライミングシューズ選び〜

ライミング始めるとやはり欲しくなるのがマイシューズ。

けど最初は選び方なんてわからない。

ネットでシューズの選び方なんて検索してみると
*なるべく小さいのを履け
*痛いのは当たり前
*最近では痛くないものを買うべき
などなど。

いったい何を信じたらよいんだ!
てな感じになりますよね。

やはりクライミングを始めたばかりの頃というのは
いかに登る回数、時間を増やすか。
というのが重要だと思います。

単に週3、4のハイペースで登れ!
ジムに行ったら何時間も登れ!

ということではなく、
ホールドに触れ、課題にトライしている時間、回数を増やそう!
ということです。

そのためには
あまりに攻めすぎたシューズを履いていたり、
足型が合わないシューズを選んでしまった、
けど、せっかく購入したんだからと無理に使用したりしていては
痛さで登りに集中できなかったり、
脱ぎ履きの回数がやたら増え登れる時間のロスに繋がったりすることになります。

そういったことにならないためにも
体験を織り交ぜながらご説明したいと思います。


シューズ選びのポイント1
〜サイズを知ろう〜

まず、私ちゃっきーがクライミングを始めたのが2月の初旬。
初めて登った翌々日には月パスかって、週3、4のハイペースで何時間も登ってました。

当時履いていたのが
イボルブのレンタルシューズUS9
素足実寸25.8のちゃっきーには
今思えばガバガバと言えるシューズ。

痛いのが苦手なちゃっきーは履いてて全く痛くないサイズをチョイスしてたんです。

しかしある日スタートに立ち込めない課題が現れました。
レンタルシューズには限界があるのか?
やはり常連さんみたいにマイシューズがいるのでは?
と思い
そのことをジムのオーナーさんに相談すると少しサイズの小さいものを試してみてはという提案があり、
US8のレンタルシューズに履き替え。

痛さはあるものの、決して登れないような絶望的な痛みではなく
例の課題に再チャレンジ。

するとあっさりスタートを切ることができ、なんと完登!

その他の課題も試してみましたが
以前は足が切れてた課題でも切らさず登れる!

そうなんです。
まずはシューズの種類なんかではなく
いかにフィットしているか?
ということなんです。

ですのでマイシューズ購入前のみなさん
まずはレンタルシューズで自分のベストなサイズを探りましょう。

最終的には、これなら登っていられる!
という限界サイズを知ることです。
これが後々役に立ちます。



シューズ選びのポイント2
〜シューズを知ろう〜

ライミングシューズといっても
その種類は意外とありますよね。
メーカーも多数あれば
シューズ自体の種類も多数。

そんな中から情報だけで自分に合うシューズを見つけるというのは至難の技。

これまたネットなんかで情報集めてみると、柔らかい硬いから始まり
強傾斜に強いとか、スメアリング抜群とか、
難しい説明がずらり。

てことで、まずはお気に入り見つけちゃいましょう。
こんなこと書いたらクライマーさん達に怒られるかもしれませんが
初心者のうちというのはシューズの性能なんてほぼわからない。
少なくともちゃっきーにはあまりわかりませんでしたから。

それに周りからオススメされても始めのうちはとても覚えきれません。

ですのでジムの憧れの人が履いてるあのシューズだったり
ネットで見かけて一目惚れだったり
お気に入りを見つけ出します。

お気に入りが見つかればそのシューズに興味が湧きますよね。
当然ながらどんなシューズなのか自然と覚えます。
そして知識をためましょう。

これもまた後々役に立ちます。



シューズ選びのポイント3
〜いろいろ履こう〜

サイズもわかりました。
お気に入りも見つかりました。
よし、じゃあ購入しよう。
ネットでポチッ。

というわけにいかないのがクライミングシューズ。

レンタルシューズである程度サイズがわかっても、実際には
⚪︎メーカーによって違う。
⚪︎ダウントゥなのかフラットなのかで違う。
⚪︎ターンインしてるのかストレートなのかで違う。
⚪︎スリッパなのかベルクロなのかシューレースなのかで違う。

といった具合にまたまた悩みどころがやってきます。
こればかりは履いてみない事にはんとも言い難い。

ちゃっきーさんの場合はいつも行ってるジムで
イボルブの試着会があり
試登もできたので、あれこれ試す事ができました。

実際履いてみると
ベルクロ短いじゃん!とか、
サイズはいいけどカカトがきもちわるい!とか。

なので運良く近くで試着会などがあれば是非とも参加してみること。
そういう機会に恵まれなくても
お店に行って様々なシューズを試し履きすることをオススメします。



シューズ選びのポイント4
〜注意すべきこと〜

さぁいよいよ購入。
ここまで実践すると欲しいシューズも決まり
サイズもある程度わかり
最初のマイシューズは決まったも同然。

しかしながらここでは気をつけて欲しい注意点があります。

それは
実際に店頭などで履いた物を購入しましょう!
ということ。

欲しいシューズ決まってサイズもわかってるんだからネットでポチッたり
店頭でサイズとシューズの名前告げてそのまま買えばいいじゃない。

と、思いがちなんですが
ここにもちゃっきーさんの体験談絡みます。
マイシューズが欲しくなってから
前述した事を実践しました。
レンタルシューズで限界サイズを探り、
気になるシューズをみつけ、
ある程度どのようなシューズなのか知識を得て、
試着会に参加し、
店頭でも試し履き、
よしこれだ!
と決めてポチッとしたんですが
届いたシューズの左右のサイズが
2ミリ程違ったんです。

意外とよくあることらしいのですが
そんなことを知らなかったのでびっくり!
ただ運が良かったのは、
自分の素足の実寸がたまたま左右で1〜2ミリほどサイズが違っていたこと。
そして届いたシューズのサイズが
それに合わせたかのようにズレていたこと。

ですので欲しいシューズが決まったら
実際に置いてある店舗やジムに出向き
試し履きをしてフィットしたものを購入しましょう。



そして補足にもう一つ。

午前より午後に買いに行こう。

これはサイズを知ろうに近いのですが
人間の足って夕方にかけて浮腫んでいきますよね?
 
午前の浮腫みなしの状態で攻めたシューズを購入してしまうと、

午後登りに行った時に
足が入らない!
なんてことになりかねません。

ですので
できることなら午前、午後共に
シューズを履いてみて
自分の浮腫み加減なんかを考慮するというのも意外と大事なポイントになります。



シューズ選びのポイント5
〜まとめ〜

ここまで読んで、シューズ選びという割には

どこのメーカーがいい。

だとか

こんな形のシューズが初心者にはいい。

といった事が書いてないじゃないか!
と思った方もきっといるはず。

それはと言いますとちゃっきー自身としては
これからマイシューズを買おう。
という方々に
先入観を持って欲しくなかったから。

確かにエントリーモデルとか、
初心者向けというシューズは各メーカーからでていていますし、
それらをオススメするのも良いかなとは思いましたが

でもね!
ちゃっきーはこう思うんです。
初心者だからストレートフラットなシューズを履け!
とか、
足裏感覚を養うために柔らかめのシューズを選べ!
とか、
どうせ伸びるんだからきつめを買え!
ではなく

せっかく始めたクライミング
楽しく登りたいじゃないですか?
だから
テンションの上がる一足を手に入れろ!

そのための参考にして頂けたらなと。

もちろん今後もっと突っ込んだ内容も書いて行きますので
是非そちらも参考にしてください。




最後まで読んでいただいた方はきっと失敗の少ないシューズ選びができるはず!

というか
マイシューズを手に入れてさらにレベルアップできたら。
という向上心のある初心者仲間の力になれていたらいいな!
という思いでいっぱいです。